人には周りの環境からの情報を知覚し、考えて判断し、記憶するという能力があります。
それを概念として捉えて言葉にすることもできます。
他の動物にはない人間が特別に持っている凄い能力です。
でも、今ここにないものも概念として作られて、それがその人を苦しめることもたくさんあります。
それをストレスと呼ぶことがあります。
例えば職場でデリカシーのない上司にイライラするとします。
それからは職場を離れても、家に帰ってもにイライラ。
その人はここにいないのに、いつまでも影響されて嫌な気持ちにさせられる。
そしてそれを友達や家族に愚痴ってさらにまたイライラ。
その時にはちょっぴり話を盛っちゃったり、都合の悪いところは省いちゃったりして(笑)
ストレスと上手く向き合うために
もはや実際に起こったこととはかけ離れた愚痴の世界になっちゃう。
話すだけ話したらスッキリすることもあります。
しかし大抵はまた同じことを繰り返すのです。
なぜ自分ばかりという考えに陥ることもありますが、落ち着いて考えると同じ自分だから同じことが起こるのですね。
深呼吸して「また同じ事をしてるなぁ」と振り返るだけでも気持ちが落ち着いてきますよ。
自分と向き合う
あまり悩みすぎて頭がいっぱいになると心がヘトヘトになって疲れて仕方ないのです。
今はずいぶんと長い間、目に見えない恐ろしい新型コロナウイルスが実際に人々に襲いかかり、感染していない人々にまで概念となって大きなストレスを与えています。
心がくたびれちゃうのです。
そんな時にどうしたらいいのか。
アーユルヴェーダのさまざまな本やネットの記事では、「今ここ、この私」に向き合いましょうと教えてくれます。
過去の事や未来への不安で頭がいっぱいになっている自分を自覚したら、そこから離れて今の自分の呼吸を感じるのです。
一瞬でも今ここにいる自分自身に目を向けることで、自分をケアすることができるそうです。
自分自身の体と心を健康に保つ
私たちは自然の恵みをいただいて成長し、自然に帰っていく存在です。
お金の事や人間関係の事は自分をケアする事ですぐに解決する事では無いです。
でも、自分自身の体と心よりも大切なものはないはず。
自分に向き合う時間を少しでも取ってケアをして行きたいですね。
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