ヘアーズビット裏話⑧

スタッフがみんなニンクネームの理由とは

 

すでに知られていると思いますが、Jinの本名は仁と書いて「ひとし」です。

別にアルファベットにする必要はないと言われるかもしれませんが

小さなこだわりがあるんです。

斉藤仁と書くと「さいとうじん」と思われてしまうんです。

本名はあくまでも「さいとうひとし」です。

だったらニックネームをJinにしてしまおうと。。。

そしてもう一つの大きな理由は

あだ名が付けづらいということです。

昔から「ひとしくん」とか「さいとうくん」がほとんど。

中学までは「ビトシ」でした。

高校からは「ジン」だったんだけどやっぱり本名で呼ばれると「さいとうじん」だったんです。

そんななか美容師になりました。
美容師ってある意味で人気商売だから親しみやすい方が指名が上がるんだよね。

「斉藤さん」とか「ひとしさん」ってなんか距離を感じませんか?

ところが「ジンさん」「じんちゃん」「じんくん」だとすごく親しまれやすいんです。

一気に指名がアップしそうな予感がありました。

それともう一つ理由があった。

原宿にいた頃のこと。

仕事といえば毎日毎日お客様のハントでした。

こういうのがすごく苦手だったんです。

知らないひとに声をかけることにすごく抵抗があった。

だけど声をかけないとお客様になるきっかけがない。

声をかけようと思ってもその一歩が出ない。

逃げ出そうともした。

その時にメンターに相談をしたんです。

そしたら

「どうなりたいんだ?」って言われた。

僕は自分がなりたい姿を全部紙に書き出した。

その紙の上にその人がこう書いた。

Jin

「これがJinだ。苦手だと思うのは斉藤だ。初めてあった人はお前さんが見せた姿だから」って。

響いたね。イナズマが落ちた気分だった。

Jin は自分がなりたい姿。

それから名刺も呼び名も全部Jinで統一した。

最初は照れ臭かったけどだんだん慣れてきた。

今ではそれも本当の自分の姿。

年賀状や手紙もJin様って来る(笑)

親戚もJin君って呼ぶ。

今ではビトシって呼んでくれる友達も少ない。

だからスタッフもニックネームを付ける。

変わりたいという気持ちが強いスタッフほど今まで呼ばれたことがないニックネームを付けてもらう。

思いはとっても大切だよ。

さてさて来年4月に入社する坂本さんのニックネームも考えないとね。


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