ヘアーズビットの教育方針は至って簡単。
「教わる姿勢を教える」ということ。
社会人とは云々、学生とは云々など様々な場面でその教育論が出回っていますけど、結局は教える側と教わる側でしかないと思っています。
教わる必要がないと言ってしまえばそれでおしまいですが(笑)
どんな職業にせよ、立場にせよわからない事に出会った時に「チャンス」と思える人間は強いです。
なんでもかんでも聞けばいいと言っているわけではありません。「そんなの自分で考えろ」と言われるのがオチですからね。
今でしょの林修先生が以前テレビでヤンキーからこんな質問を出されたんですがその答えと意味がまさに的を射た答えでした。
「社会で役にも立たないような事を授業で習う必要があるのか?」
「東大生はそんなに偉いのか?」
僕らも一度や二度は親にむかって言った事がありますよね。
微分積分や方程式など勉強してどうなるの?って。
そこで林先生はズバリこう言ったんですよ。
「学生時代には問題を解決する方法を身につける必要がある」と。
さらに東大生は人一倍問題を解決してきたから入学できた。だからそういう意味では偉いんだと。
なるほどね〜〜〜〜。めちゃくちゃ納得してしまった。
話を戻しますが、社会に出たら全てがわからない事だらけじゃないですか。いくらカリキュラムがあったとしても何をどうすればいいかもわからない。
そこで必要なものは何か?
どうやってわからない事に立ち向かうのか?
・調べる
・考える
・とにかくやってみる
全部が答えですよ。だけどそれだけじゃ不十分なんです。
これでよし!というのは誰が行うのか。それは先輩。
その先輩も以前はさらに先輩や先生に「それでよし」をもらったんです。
先生はさらに先輩から、そしてお客様から「よし」をもらってきているんです。
そういった評価をくれる人に対して教わる姿勢さえあればどんどん吸収もできますし、悪い癖も見つけてくれます。
残念ながら現場での仕事はネット上に答えはありません。
目の前にいる人が答えなんですよ。
そしてその答えを導くためには自分自身との闘いなんです。
「できない」「わからない」ままにしてしまう事がどれだけの損失なのかを教え、気づかせる事でスタッフの成長は格段に上がります。
毎日練習会のあるサロンってどんだけ時間を無駄にしてるんだよすごいなぁって思います。
練習のための練習になっていませんか?
練習した分だけ解決していますか?
自分がやりたいからやっていますか?
まさか怒られないようにとやっている人はいませんよね?
日々、仕事中に何が問題で、何を解決すべきなのか?
自分がやっている事、自分がぶつかっている事が何なのか?を観察する力を養う必要が最優先です。
美容室で働いている皆さんは是非、先輩や先生を120%活用してください。勇気を持って飛び込んで行ってみてください。
きっと新しい発見とともに、先輩に対する見方が変わると思いますよ。
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