美容師求人についておもうことがあるので何回かにわけて書きたいと思います。
美容学生さんや美容師をやめてしまった人に何か参考になれたらと思います。
日頃からお世話になっているお客様でハローワーク職員さんがいらっしゃいます。
その方は求職者にたいしていろいろ講義をされたり斡旋をしたりしているそうです。
その方といろいろとお話をさせていただきましたところ、まったく同感と思う点がありました。
美容師をやめてあっさりと他の職業を探す人がとても多いという事。
せっかく国家試験に合格して美容室に入社するわけですが、わずか1年程度でやめてしまう人が非常に多いそうです。(美容室サイドではなくハローワークサイドのお話です)
大きな夢をもって入社したはずなのに辞めるほとんどの理由が「人間関係」だということ。
辞めた人からすれば「夢が叶わないのは他人のせい」だということです。
人間関係は昔からどの業界でも課題になっていますが、果たして人間関係を構築する努力をする場所って現代社会であるのでしょうか?この事についてはあらためてブログに書きたいと思います。
それともうひとつは美容業界の勤務について。
これからはサービス業だから目を瞑るというわけにも行かなそうです。
今後の業界の最重要課題ではないかと思っている。
人間関係で辞めてしまう理由は様々でしょうが、学生さん個人のコミュニケーション力も大きく影響しているのではないかと思います。学生の時に通用したことが社会では通用しないということがとても多いからです。
コミュニケーションといっても話せるとか楽しい話題で盛り上がるということではありません。
先輩やお客様と社会人として適切な会話、自分の気持ち、相談などができるかどうかということです。
もう努力根性の時代ではありません。じっと耐えて我慢しろなんていいません。何がわからないのか?何が間違っていたのか?どうして怒られてしまったのか?など自分が感じたことを言葉にしていく力が必要なのではないのかと思います。
そして勤務について。
労働基準を満たした労働時間で効果的な賃金を得るためにはいかに効率よく業務をするか?という課題がうまれます。その結果できた会社が低価格を売りにした「1000円カット。」
通常の美容室よりも会社としてはしっかりしていると思います。
今後ますます深刻になるであろう少子高齢化。ゆとり教育で育った若者。乱立するサロン。デフレによる低価格競争ななど。
業態も多岐にわたり広がっていきます。
僕たちヘアーズビットが進むのは「お客様の満足」を得るための道。技術やサービスは直接エンドユーザーに触れる訳であり、効率化には限界があります。
お客様といかにして長くお付き合いできるのか?どうしたらファンができるのか?
それは技術でもありサービスでもあり接客でもありますが、答えなんかありません。
スタッフは仕事をこなす人間ではなく、お客様を喜ばせる人間であり、機械では決して真似のできない部分を行っていかなければなりません。
ただ髪の毛を切り、当たり障りのない会話をしていて、気持ち良くないシャンプーをしていては美容師失格です。一人一人としっかり向き合いその人の求めるものを即座にキャッチし提供する力が必要なのです。
コミュニケーション力は必須ですが、近年コミュニケーションが上手だなという若者はほとんどいないそうです。
ただ会話するのは誰でも出来ますが、社会人としてのコミュニケーション力をしっかりと身に付けなければ美容師は務まりません。
ヘアーズビットで働いてくれたスタッフは皆、素晴らしいとほめて下さいました。
技術というよりは「人間として」褒めて下さいました。
人気のある美容師=人間力のある美容師だと思います。
好奇心を消すことなく半歩で構わないから成長している自分に喜びを持って働ける環境がとても大切だと思っています。ヘアーズビットはそんな人間力を育てる美容室であり続けたいと思っています。 続く
ピンときたら一緒に働きましょう!待ってますね。