最近の親は子供に過保護すぎるのではないか?と常々疑問を持っていました。
さらに深く掘り下げていくと心理学的な分野でも取り上げられていたので簡単に紹介します。
その前に次のような言葉を聞いたことがありますか?
「ヘリコプターペアレント」、「カーリングペアレント」
過保護な親に対して言う言葉だそうです。野口義則さんの言葉を抜粋いたします。
〜一部抜粋〜
「ヘリコプターペアレント」とは、上空を旋回するヘリコプターのように、子どものことに目を行き届かせていて、
子どもがイヤな思いをしたり、ピンチに陥ったり、失敗したりしそうな状況になると、
すぐに急降下して救助しようとする親のことです。
このような親のもとでは、
子どもは、葛藤を抱えて悩んだり、自分で解決方法を考えたりすることを、十分には体験させてもらえないわけです。
失敗や挫折も経験できません。
人は失敗と挫折と悩みを経験することによって成長し、
自立能力を培っていくわけですから、その機会を奪われてしまった子どもは、心理的に自立できなくなってしまうのです。
また、「カーリングペアレント」とは、
過保護な親をスポーツのカーリングにたとえたものです。
カーリングでは、選手たちは、
石(ストーン)をスムーズに滑らせようと、必死になってブラシで氷の表面を掃き、石を誘導します。
このように、子どもの行く先々の障害物を、先回りして取り除こうとする親を「カーリングペアレント」と言うのです。
たとえば、
小学校の高学年の子どもを持つ親が、子どもの学校の日課を把握していて、
朝、子どもが出かける前に、
「今日の4時間目は、
音楽の授業が、急遽、体育の授業に変わったんでしょ。
体操服は持ったの?」
などと確認をしたり、
「今日の降水確率は60%よ。
傘を持って行った方がいいよ」
などと言ったりするのは、
子どもが自分で考えてやるべきことを、
親が代わりにやってしまっていますよね。
またこれは、
失敗を体験する機会を、
子どもから奪ってしまっていることになります。
「過保護な親」は、
子どもが傷つかないよう、子どもがイヤな思いをしないよう、子どもが失敗しないよう、
先回りして手を打っていきます。
それらの行為は、「子どものために」という大義名分で行われますが、
実のところ、それらの行為は、子どもの成長と自立を妨げてしまいます
〜一部抜粋ここまで〜
いかがでしょうか。
身の回りでも結構当てはまる人をみかけませんか?
親から見れば子供は死ぬまで子供。それが何歳になろうとも変わりません。
自立した心を育むためには失敗や挫折を繰り返すしかないんですよね。
失敗や挫折を味わずに大人になってしまったらどうでしょうか。
社会という枠の中でどんな試練が待っているか?様々な人と触れる中で衝突もあるでしょう。
そこの現場に親は存在しません。が
心奥底にいるインナーペアレントが存在してしまうんです。
僕も散々闘いました。心の中に存在する親と。
話が難しくなってしまいそうなのでここらへんでまとめてしまいます。
とにかく子育てを見直してみてはいかがでしょうか。
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